シロアリ駆除コラム
シロアリ駆除コラム2014年
1月
凍えるような寒さが続きますが、皆さん、お元気ですか?いやあ、本当に今年の冬は寒いですね。いよいよ新しい年が始まりましたね。一年の目標を決められた方も多いと思います。今年の僕の目標は・・・ジャ、ジャ~ン「お・も・て・な・し」です。
じえじえ!
今さら?と言われそうでうすが、実は年末にこんな事がありました。点検を終えた時に、お茶を飲んで帰って下さいと声をかけられました。そして、部屋に通して頂き、目の前に現れたのは・・・、美味しそうな茶菓子と、たてられた抹茶でした。ふと、目を外に向けると、真っ赤に紅葉したモミジがきらきらと輝いていました。実は、その方は数十年お茶を習っておられるとのことでした。
短い時間でしたが、本当に贅沢な時間を過ごさせて頂きました。当社の社訓に「価値の高いサービスを提供し、お客様に心から満足して頂く」というものがあります。価値の高いサービスとは?シロアリを完全に駆除する・・・だけでは、不十分です。工事内容、アフターサービス、営業マンの雰囲気、電話の応対、など全てがそろって、価値の高いサービスとなります。口にするのは簡単ですが、行うのは本当に難しいものです。しかし、それができたら、素晴らしいですね。
ぜひ、皆さんにも、僕が感じた感動をして頂きたい!その願いをこめて、今年は「おもてなし」です。決して、滝川クリステルさんのファンだからでは、ありませんよ(笑)では害虫駆除業界の金メダルを獲得できるように、今年一年取り組んでいきますので、皆様よろしくお願いします。
3月
暖かい日が多くなり、春の気配を感じながら、食欲だけは『秋』な池口眞一です。
この度、コラム初デビューとなりました。よろしくお願いいたします。
私の仕事は、シロアリから家を守る事!『シロアリハンター』です。ですが、食欲旺盛すぎて少し心配が・・・!仕事場となる床下は、狭くて低い場所。そこで、体型を維持するために自転車通勤をはじめました。この時期はとても気持ちがいいですよ! 暖かくなってくると、虫たちも活発に動き出します。
シロアリも巣別れの為に、羽アリが飛び立ちます。羽アリを見たという事は、近くに巣があり、毎年、この羽アリによる巣作りの危険性があります。 羽アリは少し飛んだ後に羽を落として、オスメス一対となり、湿気やエサ(材木)のある場所に潜り、巣作りをはじめます。『うわぁ~!羽アリなんて見たくない!』と思うかも知れませんが、逆にこれはシロアリ被害発見のチャンスとも言えます。 シロアリは普段、土の中、木の中にいますので、外から被害の発見をするのは困難です。大きな被害になる前に発見でき、駆除ができるのが一番です。
シロアリは、巣作りを始めてから、羽アリを飛ばすまでに1~3年かかります。 それまでは、年中無休でエサを探しています。羽アリが出ない期間は、床下点検でしか発見は困難です。その点検ですら100%とはいえません。
床下は見えない場所になります。 その点検には、信頼がもてることが一番大切だと思っています。これからも、私たち『ダスキンアピア』をよろしくお願いいたします。
5月
暖かくなりましたね~。皆さん、お元気ですか?お花見には行かれましたか?
私は満開の桜を前に、一心不乱に仕事に追われていました・・・
というのは、古い町並みで全国的に有名なある地区のシロアリ調査の仕事を終わらせないといけなかったからです。
その地区には江戸後期、明治時代からの建物が今でもたくさん残っています。
今回そちらで数十件の建物の調査を行いました。玄関を開けると細長い土間が続いています。
そして上を見上げると、大きな梁がその曲りを残した形で、そびえたっています。
壁は竹を編んで作った土壁。等々本当にすばらしい!
日本の伝統技術の凄さを感じました。しかし、床下で点検を行うと、目を覆わんばかりの光景が・・・。
ここも、そこも、シロアリに食べられて、ボロボロになっているのです。
座板を支える太い木ももう、それは無残な姿に・・・。住人の方にこの現実を伝えるのが気が引ける思いでした。
お話を聞いてみると、「以前シロアリ駆除の業者に見積もりをしてもらったが高くてできなかった。気にはなっていたが、頼む所が分からなかった・・・。」とのことでした。
残念ながら、どれだけお金を払っても、その当時の木材を手にいれることはできません。
シロアリの被害にあってしまうと、伝統や文化といったものまでも、失ってしまうこともあるのです。
また、多くの悪徳業者のため、こうした取り返しのつかないことになってしまうのです。
このようなことは、二度とおきてはいけません。
当社も本当に信頼できるシロアリ駆除の会社として皆様に親しまれ、そして、この業界のイメージが少しでも変わるよう、社員一丸となって取り組んで参ります
7月
7月に入りました。梅雨も終わり夏本番を迎える時期ですが、本当にその通りの気候になっているのか・・・。というのも、このコラムを書いているのが6月の初旬なので気候については予想しつつ書いております。
例年ならば梅雨も終わり、スカイブルーの空の下で泳いだり、アイスクリームやスイカ、冷やし中華など・・・目をつぶると夏の風物詩を次々に思い出します。
またまた食べ物の話になってしまいましたが(笑)
気候の予想ですが、何故自信がなさそうにいうかと言いますと、皆様も感じられていると思いますが、ここ数年、異常な暑さや雨の無い梅雨、ゲリラ豪雨など合言葉になっているが如く耳にします。
年々、気候が読みにくくなっているのです。天気予報もあてにならないほど。
ゲリラ豪雨かと思えば次の瞬間は晴天になったり。まるで熱帯地方の気候のようです。
また、私たちは害虫駆除のプロフェッショナルですので、様々な虫の発生具合から一般の方よりも異常さを敏感に感じとります。
この熱帯系の気候は虫たちにとって非常に快適なので、当然発生量が増えます。増えた虫たちはエサを求めて移動するのですが、数が増えれば目につくことも多くなります。
昨年、今年とお客様からの問い合わせも多く、点検や調査も増加しているように感じます。
地球上の生き物の約70%が昆虫といわれています。その昆虫の総体重量の3分の2は黒アリとシロアリと言われています。
この2種は、動物や植物を土に戻す為、自然界において最も重要な生き物の一つです。
黒アリやシロアリが増えているのも何か意味があるのかもしれません。
9月
まだまだ蒸し暑い日が続いていますが、皆さんお元気ですか。
今年の夏はジメジメした日が多かったように思います。実は、今年出会ってしまいました。運命の人・・・?過去最大のシロアリ集団に!
6月から、愛媛県某所の会社の事務所にてシロアリ駆除を行っています。 鉄筋コンクリート3階建の建物ですが、3階の壁、廊下はぼろぼろ、2階のトイレの配管の隙間には、シロアリうじゃうじゃ、建物周りの樹木に、ブロックの下にも・・・。 それはもう至る所にシロアリがいるんです。なぜか、僕は興奮してしまいました。
ベイト工法(毒餌の入った筒を建物の周りに埋め、シロアリに食べさせ駆除する方法)で、駆除を行うことになりました。
建物の周りに37本の筒を埋め、その2週間後に点検に行くと、なんと18本にシロアリが!
一般的には、数本のことがほとんどです。ヒット率、486です。あのイチロー選手の最高打率が387であることを考えると、脅威的な高さです。 その2週間後に再びに点検すると、13本の薬が無くなっていました。
襲い掛かる凶悪な集団に、立ち向かう一人の男がいた・・・と映画の主人公になった気持ちでした。
被害にあわれているお客様には申し訳ないのですが、改めてベイト工法の良さを実感させられ、やりがいを感じました。 シロアリが毒エサにまとわりつき、食べている光景はもの凄いですよ。ぜひ、皆さんにも見て頂きたいものです。
これまでのバリア工法(床下に薬剤を散布する方法)とは全く違うベイト工法に興味のある方は、お気軽に当社の従業員にお尋ねくださいね。
11月
「いつものじゃないみたいに!」・・・?
何の事かと思いますが、新しいアイデアを考えるときの手法の一つで、視点を変えるという意味です。私は車が好きでして、その記事でなるほど!と思いました。
その内容は、新しい車のアイデアを考えるときに、車とにらめこしてもなかなか良い案が出てきません。ですから、「車」というものを一度、違うもので表現してみるそうです。例えば「動く休憩室」「動くオフィス」というように考えると、そこから見え方が色々と広がるということらしいです。
「動くオフィス」、つまりそれは、移動が出来てしかも会議が出来る、オフィスとしてさらにグレードアップするにはどうすればいいか?というように、今までの「車」という形を超えて考えることが出来るわけです。
そこで自分の仕事に照らしてみると、普段は、床下の点検、シロアリの予防駆除ですが、トータルで見れば、床下の健康診断をしているので、「床下ドクター」でもあります。ドクターならば、床下の状態がどうだったかという報告だけでなく、予防方法、治療方法、改善アドバイスなどができるように自分の知識を高める必要性が見えてきます。
皆様も、この方法で一度、身の回りの事を考えてみて下さい。新しい発見があるかもしれませんよ!