お庭のお手入れコラム
お庭のお手入れコラム2015年
1月
新春とは名ばかりの厳しい寒さが続いております。皆様はいかがお過ごしでしょうか。
ダスキンアピア・トゥルグリーンの平井 剛です。
ダスキンアピア・トゥルグリーンでは、1月は寒い季節に効果的な、園芸オイルを幹 周りや葉に散布して、油膜によってカイガラムシ・ハダニ・害虫のタマゴなどを窒息死さ せる作業を行っています。
また、2月は早春の施肥を行い、三大栄養素 (窒素・リン酸・カリ)をバランスよく配合した、吸収しやすい液体肥料を 独自の資器材で樹木の株元へ注入します。それと一緒に、アブラムシなどの吸汁性害虫用の殺虫剤も注入しています。
今月はカイガラムシについてアドバイス致します。
退治の難しい害虫の一つで、昨年は 11月末まで気温が高かったためか、発生が目立って、私たちも大変困りました。特に落葉 の時期は枝についているのを発見しやすいです。
カイガラムシといっても大きさや形など は様々です。名前が付いている種類だけでも400種以上おり、実際はその倍くらい存在す ると推測されています。
直接的な被害と間接的な被害があり、直接的な被害は付着してい るカイガラムシそのものが美観を損ねることと、吸汁されるため樹木の生育に悪影響を及 ぼすことです。寄生数が多いと新梢や新葉の出方が悪くなったり、枝枯れを起こすことも あります。
間接的な被害は排泄物の上にすす病が繁殖して葉が黒くなるこ とです。美観が悪くなるだけでなく、植物にとって大切な光合成が妨げられ生育が悪くなります。
オイル散布以外の対策として、今の時期に枝をまびいて風通しを良くしたり、株元を整理したり して樹木の環境を改善してあげる必要があります。
私たちも薬剤や作業の改善・樹木の環境改善方法などを研究して、お客様の樹木の改善に努めていきます。
最後にダスキンアピア・トゥルグリーンでは、作業スタッフ以外にアフターサービスの スタッフがおります。定期作業時以外にお気になること、 お手入れなどのご質問など、お気軽にぜひお問い合わせください。
親切丁寧にアドバイスさせていただきます。お待ち致しております。
3月
ひと雨ごとに春を呼ぶと思えば、雨降りの日も心楽しく感じる季節になりました。皆様はいかがお過ごしでしょうか。ダスキンアピア・トゥルグリーンの平井 剛です。
ダスキンアピア・トゥルグリーンでは、3月は早春の施肥を行い、三大栄養素をバランスよく配合した吸収しやすい液体肥料を、樹木の株元へ吸汁性害虫用の殺虫剤もいっし ょに注入しています。また、4月は害虫が発生する前に新芽を病害虫から守る対策として、効果の長い殺虫剤と広い範囲に効果のある殺菌剤を散布しております。
今月は肥料成分、植物の栄養についてアドバイスさせていただきます。
植物が育つには色々な栄養が必要となります。光合成によって得られる成分もありますが、おおかたは植 物の体内では作ることができません。ですから土などから必要な養分を吸収するのですが、 どうして不足しがちになり、人間が与える必要があります。植物も栄養不足で病気になっ たりするのです。植物に必要な三大要素の窒素・リン酸・カリは植物が健全に育つ上で大切 ですが、それ以外にも植物が育つ上で大切で、人の手で与えなければいけない要素があと 3つあります。それは、カルシウム・マグネシウム・イオウの3つです。
カルシウムは植物の体全体を丈夫にします。少なくなると細胞組織が崩れて病気になりま す。
マグネシウムはリン酸の吸収を助けたり植物内の酵素を活性化させます。不足すると 下から葉が落ちることがあります。
イオウは根の発達を助けます。
また、植物が育つ上で欠かせないけれども、人が与える必要のないものもあります。それ は酸素・炭素・水素です。これらは大気中や水に充分含まれており、植物自体が光合成によ って体内で作ります。しかし、植物の埋まっている環境によって、不足すると生育が悪く なり、欠乏すると枯れてしまう恐れもあるのでご注意下さい。
ちょっと難しいことですが、顔色の悪い樹木があると参考にして観察してみて下さい。
最後にダスキンアピア・トゥルグリーンでは、作業スタッフ以外にアフターサービスのスタッフがおります。
定期作業時以外に気になること、お手入れなどのご質問など、お気軽にぜひお問い合わせください。
親切丁寧にアドバイスさせていただきます。お待ち致しております。
5月
青葉若葉が目にしみる、すがすがしい季節です。皆様はいかがお過ごしで しょうか。ダスキンアピア・トゥルグリーンの平井 剛です。
ダスキンアピア・トゥルグリーンでは、5月は新芽の保護で害虫が発生する前に新芽を病害虫から守る対策として効果のながい殺虫剤と広い範囲に効果のある殺菌剤を散布して、 6月は若葉の保護のために効果のながい殺虫剤と殺ダニ剤とウドンコ病の殺菌剤を散布しております。
4月は、雨天が多く薬剤散布に時間がかかり、お客様にご迷惑をかけてしまいました。 3月中ごろから4月にかけて高気圧が北に片寄ると、日本の南岸沿いに前線が停滞して、 関東以西では梅雨どきのような雨が降り続くそうです。菜の花の咲くころにあたるため、 「菜種梅雨(なたねづゆ)」と言われています。
そこで、今回は水遣りについてアドバイスさせていただきます。
雨も多いし、気温が上がると植物の生長が盛んになりますので、 水やりに気を配りますね。特に、新芽や花は水分を多く含みますので、水は欠かせませ ん。水が足りないと、花をたくさん咲かせた後に疲れで枝が枯れる場合もあります。ま た、春になって急に水やりの量を増やすと根腐れなどの原因となりますのでご注意下さ い。
水遣りの基本は土の表面が乾いたら水をたっぷりあげることですが、スコップとか、 割り箸などを使って土壌の湿り気を確認して水遣りをすることが おすすめです。また、樹木が植えてある環境(日当たりや水はけなど)によって、水遣りの頻度も変わってきますので、注意して下さい。
水やりは植物を育てていく中で最も身近で基本的な作業ですが、簡単そうに見えて実はとっても奥が深いです。解らない場合はお気軽にご連絡下さい。
最後にダスキンアピア・トゥルグリーンでは、作業スタッフ以外にアフターサービスのスタッフがおります。
定期作業時以外に気になること、お手入れなどのご質問など、お気軽にぜひお問い合わせください。
親切丁寧にアドバイスさせていただきます。お待ち致しております。
7月
いっせいに鳴きはじめたセミの声が本格的な夏を告げています。 皆様はいかがお過ごしでしょうか。
ダスキンアピア・トゥルグリーンの平井 剛です。
ダスキンアピア・トゥルグリーンでは、7月は若葉の保護のために効果のながい殺虫 剤と殺ダニ剤とウドンコ病の殺菌剤を散布して。8月は病害虫最盛期のため即効性の殺 虫剤とウドンコ病の殺菌剤を散布しております。
今回は夏の剪定についてアドバイスいたします。
今の時期は樹形作りではなく、徒長 枝(真上に伸びた勢いの強い枝)を間引くことにより、採光や通風をよくして、下部や内 部の枝の衰弱を防ぐのが目的です。秋の剪定は、芽の状態を確実に理解・把握し、葉芽 の上で剪定しなければなりませんが、夏の剪定は、間引き剪定になりますから、混み合 ったところの貧弱な枝を間引けばよいので、あまり神経質に考える必要はありません。 ただし、この時期は花芽分化の時期ですから、控えめな剪定に留めることが必要です。 強い剪定をしてしまうと、花芽分化を妨げるだけでなく、かえって徒長を引き起こして しまいますので、ご注意下さい。また、今の時期はイラガなど毒蛾の毛虫が発生します ので剪定前に必ず消毒することをおすすめいたします。
最後にダスキンアピア・トゥルグリーンでは、作業スタッフ以外にアフターサービスのスタッフがおります。
定期作業時以外に気になること、お手入れなどのご質問など、お気軽にぜひお問い合わせください。
親切丁寧にアドバイスさせていただきます。お待ち致しております。
9月
夜ごと虫たちのオーケストラに耳を傾けております。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。ダスキンアピア・トゥルグリーンの平井 剛です。
ダスキンアピア・トゥルグリーンでは、9月は病害虫最盛期のため即効性の殺虫剤と ウドンコ病の殺菌剤の散布で、10月は秋の施肥と土壌活性を行い、 三大栄養素をバランスよく配合した、吸収しやすい液体肥料を、独自の資器材で樹木の株元へ注入。 土壌を活性化させる資材もいっしょに、土中に注入し、有機微生物の働きで、お庭の土壌環境が改善する作業を行っています。
今回は秋の剪定についてアドバイスいたします。
秋に行う秋期剪定ですが、この時期 は木の基本的な骨格を形づくる手入れを行います。本来ですとこの時期は木の持ってい る力が弱くなる時期ですので、庭木の手入れはおすすめできませんが、モミジなどの落 葉樹や耐寒性のある松などの針葉樹の場合は、生育への影響が少ないとされます。秋か ら冬の時期に基本剪定を行います。しかし新年を迎える前に庭木をさっぱりさせたいと いう意味で剪定を行うことはあります。その際は主幹や主枝などを大きく傷つけること のないように、気をつけてください。本来の剪定は植木の種類や条件などにもよります が、茂りすぎた葉や不要な枝を見きわめて次々に外して枝を整理していくと、徐々に手 がかからなくなっていきます。 何より、木が美しく風通しも良くなって明るいお庭になる剪定が一番良いことです。
最後にダスキンアピア・トゥルグリーンでは、作業スタッフ以外にアフターサービス のスタッフがおります。定期作業時以外に気になること、お手入れなどのご質問など、お気軽にぜひお問い合わせください。 親切丁寧にアドバイスさせていただきます。お待ち致しております。
11月
ダスキンアピア・トゥルグリーンでは、 11月は秋の施肥と土壌活性を行い、 三大 栄養素をバランスよく配合した、吸収しやすい液体肥料と土壌を活性化させる資材も いっしょに、独自の資器材で樹木の株元の土中に注入し、夏のストレスの回復と有機 微生物の働きで、お庭の環境を改善する作業を行っています。
また、12月は越冬害虫対策として、園芸オイルを幹周りや葉に散布して、 油膜によってカイガラムシ・ハダニ・害虫のタマゴなどを窒息死させる作業を行います。
今回も秋の剪定についてアドバイスいたします。
庭木は限られたスペースに植えて あることが多くて、剪定せずに放置してしまうとすぐに無茶苦茶になってしまいます。 今年は雨量が多くて良く伸びたという意見がありました。しかし、表面の枝ばかり伸 びて内側に茂りがないと、剪定してしまうと枯れ木みたいになって見た目が悪くなっ てしまいます。また、肥料が良く効いて茂ったという意見があります。この場合は形 を作る剪定ができる良いチャンスでもあり、剪定後とてもきれいに見えます。基本的 に庭木は小さい時に形をつけたら、大きくなっても剪定がやり易くなるものですが、 最近は茂りがなく剪定ができない庭木を見かけることがあります。肥料などの手入れ をしてあげて茂らして剪定してあげる必要があります。最近はお客様にやっと茂って 剪定ができるという意見もあり、喜んでいだだいております。
最後にダスキンアピア・トゥルグリーンでは、作業スタッフ以外にアフターサービ スのスタッフがおります。定期作業時以外にも気になること、 お手入れなどのご質問など、お気軽にぜひお問い合わせください。 親切丁寧にアドバイスさせていただきます。お待ち致しております。